我が家の庭のまゆみ

我が家の庭のまゆみ




なめとこ山の熊 宮澤賢治


『小十郎は白沢の岸を溯(のぼ)って行った。

水はまっ青に淵(ふち)になったり硝子(ガラス)板をしいたように

凍ったりつららが何本も何本もじゅずのようになってかかったり


そして両岸からは赤と黄いろのまゆみの実が花が咲いたようにのぞ

いたりした。


小十郎は自分と犬との影法師がちらちら光り

樺(かば)の幹の影といっしょに雪にかっきり

藍(あい)いろの影になってうごくのを見ながら溯って行った。』





簾舞川のノブドウ







青、白、紫など真珠のような実がなりますが、

食べられません。

大変きれいですが、

ナント!

これらの実は、中にノブドウミタマバエの幼虫が入ったためにできた

「虫えい」(虫こぶ)なんだそうです。