若きいのちの日記

tessyu2005-04-10

愛と死をみつめて』が再びTVドラマ化される。
まだキャストは決まっていないらしい。


『若きいのちの日記』(大島みち子さんの日記)も36年ぶりに再販された。


金曜日に映画『愛と死をみつめて』(吉永小百合浜田光夫)を借りてきて、今日、観た。
いつものことだが、目、真っ赤。鼻水ジュルジュル。
モノクロだったが、それがかえって切なかった。
吉永小百合はすばらしかった。きれいで、かわいかった。


1963年8月7日(恋人、河野実の誕生日の1日前)その美しい生命を閉じた。
さかのぼること4月10日の日記。


「病院の外に、健康な日を三日下さい。
一日目、私は故郷に飛んで帰りましょう…
二日目、私は貴方の所へ飛んでいきたい…
三日目、私は一人ぼっちで思い出と遊びます…
そして一日が過ぎたら、三日間の健康ありがとうと笑って永遠の眠りにつくでしょう。」


後、三日の命と知ったとき、一体なにができるでしょう。
ミコは真っ先に故郷へ帰りました。
恋人の所には二日目です。
家族ってとっても重要です。同じ血が流れている者同士の、物言わずとも心の通い合う、無償の愛。
なんだか今の世に忘れていたもののような気がした。
「父にアツカンを一本つけて…」


当たり前のようだけれど、遠く昭和の彼方に置き去りにしてきたように思う。