雑感二つ

北朝鮮がミサイル7発ぶっ放した。


政府の対応がどうも、米国に“おんぶにだっこ”という感じがして納得がいかない・・・
というようなことを放送(先生人語)で話した。


これは聴きようによっては、『武力攻撃でも何でもしろ!』と言っているようでもある。それは決して
本意ではない


歯がゆいが、うまく言えなかった。
小泉首相がとぼけて「わかりませんねぇ〜何の利益もない」
や額賀防衛庁長官がへらへらしながら、「ちゃんとやってますよ・・・」というのを聞くと、つい
「そんなことでいいのか!」
という気分になる。
しかしそれは決して右よりなんかじゃないんだけど、うまく言えなかった。



その後の放送(満月食堂)で鳴物屋笛之助さんが
「こういうことがあると世間が右寄りになる。心配だ」というコメント。


ナショナリズムが台頭するということでしょう。
まったく私も同意見で、
実際、「政府は何をしているんだ」という世論を背景に
政府は「先制こうげきのできる国」にするんだという動きが出てきた。
困ったものだ・・・


もう一つ


『試合後、フランスのドメネク監督の怒りはおさまらない。「ジダンは80分間も相手を我慢していたが、主審は何もしなかった。もしビデオを証拠としたいなら、あの場面だけでなくマテラッツィの行為も見るべきだ」。だが指揮官がいくらかばおうと、自ら引退の花道を汚した「至宝」の行為はあまりに愚かだった』(道新)


ジダンはまるで頑固な哲学者のようだった。


ジダンを取り巻く“黒い人たち”を見てると、
まさにフランスの歴史を見ているような気分だった。
ジダン自身もアルジェリア移民の二世で、マルセイユ育ち。
ここまでの人生そう甘いものではなかっただろう。


無言で退場する彼の背中は見たくなかった。