鑑真和上

tessyu2006-08-21

北海道近代美術館「鑑真和上展」最終日(20日)に行ってきた。


なんたって、この日は13:00から
甲子園では決勝戦
午前中に見たいという“俗念”の諸氏が
長蛇の列を作った。


鑑真和上の背中を見ることは
“有り難い“ことなのだ。
唐招提寺では見ることが出来ないのだ)
その背中には日本に来るまでの
12年間の苦闘が滲んでいた。
80センチの座像が、随分大きく感じた。

そして、面影は
芭蕉の句〕

若葉して御目(おんめ)の雫(しずく)拭(ぬぐ)はばや


和上の御目の涙は何を思っての涙なのか・・・


それどころか、噂に違わず
鑑真和上に対面した
わたしは涙がこみ上げてきた。


こんなことがあるのだろうか。
わたしは心の中で
南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・」
と繰り返し唱えていた。


罪深い人生を送ってきたtessyu、
ほんの少しでもお許し下さい。