鑑真和上
北海道近代美術館「鑑真和上展」最終日(20日)に行ってきた。
なんたって、この日は13:00から
甲子園では決勝戦。
午前中に見たいという“俗念”の諸氏が
長蛇の列を作った。
鑑真和上の背中を見ることは
“有り難い“ことなのだ。
(唐招提寺では見ることが出来ないのだ)
その背中には日本に来るまでの
12年間の苦闘が滲んでいた。
80センチの座像が、随分大きく感じた。
そして、面影は
〔芭蕉の句〕
若葉して御目(おんめ)の雫(しずく)拭(ぬぐ)はばや
和上の御目の涙は何を思っての涙なのか・・・
それどころか、噂に違わず
鑑真和上に対面した
わたしは涙がこみ上げてきた。
こんなことがあるのだろうか。
わたしは心の中で
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・」
と繰り返し唱えていた。
罪深い人生を送ってきたtessyu、
ほんの少しでもお許し下さい。