池田晶子さん、死去

tessyu2007-03-06

2007年3月2日 読売新聞より

「14歳からの哲学」著者・池田晶子さん、死去

 慶応大哲学科を卒業後、アカデミズムとは一線を画し、専門用語を使わずに哲学する独特の活動を開始。生死とは何か、という根源的な問いを自分の言葉で「考える」ことの大切さを訴え、2003年刊の『14歳からの哲学』は若い世代の共感を呼び、27万部のベストセラーとなった。

 昨夏に腎臓がんがみつかり、手術後は自宅で療養していたが、今年1月末に入院。闘病生活を続けながら宗教を論じた対談本『君自身に還れ』の出版準備を進めたほか、8日発売の「週刊新潮」に連載エッセーを寄せるなど死の直前まで執筆を続けた。」




写真の「14歳の君へ」を買ったばかりだった。
ショックである。
きれいな人だった。


哲学のゴツイ(というより“難解”)イメージを
柔らかく、かみ砕くようにした解説は、
画期的だった。


きっと、子どもに読ませるという名目で買い、
みんな自分で読んだにちがいない。
もちろん、わたしもそのひとりだ。


「死」というものは存在しない。
なぜならだれも、
死んだことがないからだ。


と言う・・・


この世の物事は
すべて自分の考えである。
自分の存在なくしては
何事もないのだ。


って、
すっごく分かるんだけど、
肌で感じないのも事実。
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臨床哲学」か?